いま、私たちセラピストに出来ること

セラピーイン ダカーポ(JAA認定校 岡山県岡山市)
飯塚 亜希 さん


3.11大震災があったとき、福島県に住んでいた私は今、岡山県にいます。岡山は被災地から遠く離れていますが、その地で被災者支援ボランティアを仲間たちと続け、時を経るにつれ益々みなさんから好評いただき、またその大切さを深く深く感じています。
だからこそ、セラピストのみなさんが、みなさんの町に避難してきた被災者の方々に癒しの手を広げて欲しい。その笑顔は被災地に届き、ひとつでも多くの悲しみが希望につながりますようにと願い、筆を執らせていただきました。

【福島でペンション開業~3.11大震災~岡山へ】
私は東京で自然療法や心理学を学んだ後、猪苗代湖と磐梯山の織り成す自然にひとめぼれし、福島でペンション「セラピーイン ダカーポ」を営みました。子連れママがゆっくりできる子どもペンション、アロマスクールやベビーマッサージ講師をさせていただき、多くのお客様が育み慈しんでくださいました。(みなさまのお声で今もホームページを遺しております)
10年目の3月に大震災は起こり、避難居住所として緊急避難地域である浪江町の方々18名を受け入れ、みなさんが仮設住宅に移り住むまでの約半年間、大家族のように暮らした後、私たちは10年営んだペンションを閉店し、岡山に移住しました。

【被災地のために何かしたいけれど、遠くてできない】

岡山で私が出会ったのは「被災地のために何かしたいけど、遠くてなかなか出来ない」という声。そして被災地から家族や母子で避難してきている方々の不安や迷いの声でした。
「力になりたい」方と、心身のケアを必要とする人。そこを「つなぎたい」と思い、2012年の夏、福島から岡山に保養にくるご家族にアロママッサージをしませんか、と呼びかけました。「保養」というのは、原発事故による被ばくを浄化させるため、また心身をリフレッシュするために土地を離れ心身を養う滞在で、チェルノブイリ事故から学び推進されている活動です。
その時集まってくれたメンバーと「こころつなぐ会」を結成し、保養に来られるご家族、また震災で岡山に移住避難された方々に、アロマでゆっくりしていただく活動をはじめ、お陰様でこの3月(春保養)で7回目になりました。

【被災地からの「避難・移住者」「保養者」のケア】

子どもを放射能から守るため、母子での避難も多く、家族関係の悩みが尽きないのは震災直後も今も同じです。避難してきたお母さんがアロマやヒーリングを受けて笑顔になると、子どもは安心し、その安心感が子ども自身の心身を癒し元気になります。子どもが元気になると、被災地に残るお父さんにも希望がひとつ増え、それがお母さんの笑顔にまたつながり、家族の安定になっていきます。
それはまるで、セラピストの癒し手がクライエントと呼応するように…。家族が安心した生活が送れることも復興へのたいせつな鍵です。

【3年だからこそ、いま必要なケア】
東北大震災の悲しみが長く続くのは、何より原発事故による放射能汚染があるから。「復興」と「放射能の影響がある/ない」の狭間で、お互いの思いによって分断される溝がどんどん大きくなり、心にフタをしたり、不安がふくらみ続けたり…。心の支援を求める声は、福島や関東の方々から増え続けています。
被災者ボランティアや支援に携わる人たちもまた、被災の話を聞いて、自分の心の中に取り込んでつらくなられる方も多く、ケアの必要性を感じています。 癒しのケアをさせていただくことで、自ら癒されていくひと時を持っていただけますようにと願い、活動を続けています。

最後に、被災地で、そして避難先で、いまを懸命に生きる方々の歩みに、幸ありますように。そして、子どもたちの歩む未来が、明るく希望に満ちたものでありますように。心から、祈りをこめて。

飯塚 亜希
TEL:090-9397-0466
E-mail:dacapo_a@yahoo.co.jp
fb:https://www.facebook.com/1830aki
こころつなぐ会:http://ameblo.jp/cocorot2012/
子ども未来・愛ネットワーク:http://kodomomirai.org/

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